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テキーラについて
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サントリーさんのご厚意により、まじめな解説になったぞ、ちゃんと勉強してね、テストにでるぞ!

■テキーラとは【tequila】
メキシコ名産の蒸留酒。メキシコ特産のアガベ(Agave)と いう竜舌蘭の樹液を発酵・蒸留したものを総称してメスカル (mezcal)というが、メスカルの中でも特にアガベ・アスール ・テキラーナという竜舌蘭を原料にして特定の産地(ハリス コ州・ミチョワカン州・ナジャリ州の一部)で製造されたもの がテキーラである。語源は、メキシコの地名(ハリスコ州テキ ーラ村)から。 アガベ(竜舌蘭)の葉を取るとパイナップル型をした根茎 (ピニャ)が現れる。このピニャ(pina)を根を分離して切り取 り、半分に割って蒸し上げると糖化が起こり甘くなる。次に このピニャに水を加えながら絞っていくと甘い糖液が得られ る。この糖液を酵母で発酵させてできた発酵醪(ハッコウモ ロミ)を蒸留器で1回または2回蒸留すると無色透明なテキ ーラ原酒が得られる。(アルコール度数は50度〜55度) 尚、テキーラと同様の製法だが、テキーラ指定産地に隣接 する3州で作られるものをピノス(pinos)とも呼ぶ。又マゲイ (Maguey)と呼ばれる別種の竜舌蘭の樹液から作られるプル ケ(Pulque)を蒸留したものもメスカルの1種であり、テキーラ とは異なる。

■テキーラの原料
原料にアガベ・アスール・テキラーナ(別名ブルー・アガベ) の樹液を100%使用する以外に、副原料として砂糖や廃糖蜜 を49%まで用いることも許されており、100%アガベの製品に 対してミスト(Mixto)あるいはスタンダードと呼ばれるカテゴリ ーとなる。 この場合、副原料だけで作ったアルコールを後でブレンド することは認められていない。必ず発酵前にアガベ由来の 糖液と副原料由来の糖液を混合した上で発酵しなければな らない。 多くのテキーラ製品がミスト(スタンダード)であり、「100% アガベ表示」のないものは、これに属する。このミスト製品は まがい物のように見えるが、実際はテキーラ独特の香味(土 臭さなど)が弱まり、飲みやすいタイプとなっている。

■テキーラの種類
テキーラ製品は「原料の違い」と「貯蔵の違い」によって次の 7種類のタイプ(良し悪しではなくタイプの違い)に分けられる。 製品になるとアルコール度数は38-40度に調製されるが、 樽入りなど製品によっては40度以上のものもある。

1)ブランコ(Blanco)
・原料に100%アガベを使用。
・メキシコ国外向けでは「シルバー」とも呼ぶ製品もある。
・蒸留直後あるいはステンレス容器などで短期間熟成した テキーラを瓶詰したもので無色透明。
・もっともテキーラの香味を楽しめる。若々しさと勢いのある 香味が魅力(少し土臭いところがたまらない)。
・カクテルベースとしても使いやすい。

2)ミスト・ブランコ(Mixto Blanco)
・1)のブランコと同様に未貯蔵だが100%アガベではない。
・原料に51%以上のアガベと砂糖などの副原料を使用。
・充分にテキーラの香味を楽しめるが、1)に比べ独特の 香味は少し弱まっている。飲みやすいタイプ。

3)レポサード(Reposado)
・原料に100%アガベを使用。 ・メキシコ国外向けでは「ゴールド」とも呼ぶ製品もある。
・木樽(ホワイトオーク)の中で2ヶ月以上1年未満貯蔵。
・テキーラはデリケートな香味を有す為、長く貯蔵しすぎる と樽由来の木香(キガ)に負けてしまう為、
 このカテゴリ ーが作られている。
・テキーラ独特の香味を残しつつ、貯蔵によって丸みが出て くる丁度よい香味バランスが、
 この1年未満の貯蔵期間で ある。(色は薄いアンバー:薄い琥珀色)
・レポサードはテキーラの通の間で最も評判の良いタイプ である。

4)ミスト・レポサード(Mixto Reposado)
・3)のレポサードと同様の貯蔵方法・貯蔵期間。
・2)と同様に51%以上アガベと砂糖などの副原料を使用。

5)アニェホ(Anejo) (*注)nは上に〜が付いています。
・原料に100%アガベを使用。
・メキシコ国外向けでは「ダーク」とも呼ぶ製品もある。
・木樽(ホワイトオーク)の中で1年以上貯蔵したもの ・テキーラ独特の香味は弱くなっているが、
 貯蔵による 木の香味が充分に出ていて酒としての香味バランスは 良い。
・色は濃いアンバー(琥珀色)で、貯蔵年数が長いもの程 濃い茶色になる。
・古いものほどテキーラらしさが少なく、万人受けする香味 になっている。
 (古酒は貯蔵ラムやブランデーにも通ずる 香味あり)

6)ミスト・アニェホ(Mixto Anejo)
・5)のアニェホと同様の貯蔵方法・貯蔵期間。
・2)4)と同様に51%以上アガベと砂糖などの副原料を使用。

7)ホーベン・アボカード(Joven Abocado)
・2)のミスト・ブランコにカラメル色素で着色したもの。 ・貯蔵したように見せる工夫。
・日本ではほとんど入手及び口にすることはできない。

メスカル【mezcal】とは
メキシコ名産の蒸留酒で、竜舌蘭の樹液を発酵・蒸留した 酒の総称。テキーラ・ピノスも広義にはメスカルの1種。 元々スペイン人が征服するまではメキシコには蒸留技術 がなく、竜舌蘭の樹液を発酵したプルケ(pulque)と呼ばれる 醸造酒が飲まれいた。スペイン人が蒸留技術を持込み、プル ケを蒸留したのがメスカルの起源であり、遠くテキーラの起源 となる。 その後、テキーラが有名になりその原料・製法を厳格に規 制した後は、テキーラ以外の竜舌蘭を用いた蒸留酒を一般的 にメスカルと呼んで売られている。

プルケ【Pulque】とは
マゲイ(Maguey)と呼ばれる竜舌蘭の樹液からできる醸造酒。 テキーラ用のアガベと異なり、地面に生えているマゲイを葉が ついたままで中央部(樹芯部)を半球型(ボール型)に少し刳り ぬくと、その中にアグア・ミエール(Aguamiel:蜜の水)と呼ばれ る樹液が溜まってくる。この樹液はすでに甘く、これを採取し木 桶や皮袋の中で2-3日放置しておくと自然発酵によりアルコー ル度数3−7度の濁り酒(醸造酒)ができる。一般的に微発泡で 口当たりに爽快感がある。 飲み方は、そのままビールのように飲んだり、オレンジジュー スなどの果汁で割って飲んだりする。プルケリア(Pulquelia)と呼 ばれるプルケ酒場は、低所得層向けが多く、中には水で薄めて 儲けを企むような柄の悪い店もあるので要注意。(事実プルケリ アの数は減っている)

*メキシコでは竜舌蘭の種類が130種類以上と沢山あるのは周 知のことですが、テキーラとプルケが違うように、その原料の竜 舌蘭についてもアガベとマゲイと言ったように区別しています。

*ただしこのような区別もメキシコ国内の話で、同じスペイン語圏 の中南米各国では混同して使われたり、また別の単語で呼ん だりする場合があります。

*テキーラ博士のお気に入りは、エラドゥーラ社のレポ サード(Herradura Reposado)やシエテ・レグアス社のレポサ ード(Siete Leguas Reposado)など。いずれも100 %アガベの製品です。


スペシャルグラッシス! サントリー株式会社 冨岡 伸一さん (↑の解説は全てテキーラ博士)

テキーラ博士のおまけ【うちわサボテンを食す】
メキシコ駐在中によく「うちわサボテン」を食べました。現地ではノパル(Nopal)あるいはノパレス(Nopales:複数)と呼ばれていて、表面の刺を取った状態で山積して市場で売っていました。我が家ではこのノパレスを短冊状に切って天ぷらにしたり、おひたしにしたりして食したものです。とても美味しい食材でふと懐かしく思い出しました。現地の人は、細かく刻んで炒めたりしてタコスの具にしていました。また「うちわサボテン」の先にできる果実はトゥナ(Tuna)と呼ばれて、これもまた美味しいフルーツでした。食す際に種が多いのが難点と言えば難点でしたが、とても爽やかな香味の果実でした。サボテンや竜舌蘭を美味く利用するとは・・・これも文化ですね。

 

りゅうぜつらん【竜舌蘭】とは
ヒガンバナ科のアガベ属の総称。主にアメリカ合衆国とメキシコの乾燥地原産で 約三〇〇種あり、観賞用に栽培される、アガベ属のうちの一種で多年草 メキシコ原産で、江戸時代に渡来し、観賞用に栽培され、葉は根生し 狭披針形で厚く、長さ一〜二メートル、縁は黄白色でかたいとげを列生。 夏、花茎を高くのばし、淡黄色の筒状花を円錐状につける。 花はごくまれに咲き、一度結実すると株は枯れる。葉の繊維で織物をつくり また葉のしぼり汁で”テキーラ”を醸造する。 中米のコスタリカではアガバ(Agave)は別名(Maguey)とも呼んでます。グラッシス!コスタリカ石井さん!!  

テキーラの普通の飲み方
テキーラはメキシコ料理を食べながら大勢で「わいわい」やりながら飲むのが 正しい飲み方だ、メキシコ産の唐辛子を沢山使った料理や、タコスをつまみに「がんがん」飲んでくれ アボガドをすりつぶしたところに、唐辛子をかけて”ポリンキー”に乗せてもテキーラと相性がいいぞ。

テキーラの粋な楽しみ方
1.小さめのグラスにテキーラを1/3注ぐ
2.スプライト(ソーダ)を2/3入れていっぱいにする
3.レモンを半分に切る
4.大勢の中から1人を選び、3人ぐらいで取り囲む(他の人は拍手”パチパチパチ”)
5.選ばれた人にソンブレロとポンチョを着せる(用意できれば)
6.選ばれた人は、テキーラのグラスを手のひらでかぶせるように持ち、
 中身がよく混ざるように持ち上げグラスの底をテーブルに打ち付ける
7.1人が、選ばれた人の口の中にレモンを絞り込む
8.選ばれた人は、テキーラを一気に飲み干す
9.もう1人が、選ばれた人の口を手でふさぎながら、頭を持って激しくゆさぶる(10回くらい)
10.みんなで盛り上がる!!! 11. 後は1〜10のくり返しだ

   くれぐれも度を超さないでくれ!足にくるぞ!!


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